
ゲームをするためだけでなく、ビジネスやプライベートなどでパソコンを2台所有している人は少なくありません。メインPCとサブPCを持つと、具体的にどのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか?
そこで今回は、パソコンを2台持つメリット・デメリットについて、サブPCの選び方などと一緒に紹介します。
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パソコンの2台持ち!メリット・デメリットは?
パソコンの2台持ちにはメリットだけでなく、デメリットもあります。とくにこれから2台持ちするかどうかを考えている人は、メリットとデメリットをよく理解しておきましょう。
メリット1.ゲームのジャンルでPCを分けられる
複数のPCを持つことで、異なるゲームジャンルに合わせた環境を構築できます。4KゲーミングやFPSなどといった、要求されるモニター性能が異なるゲームをプレイする際に、それぞれに合ったPCを使い分けられるようになるでしょう。
たとえば、ウルトラワイドモニターのメインPCは広々としたスペースによって、効率的なゲームプレイが実現します。そして、ゲーミングモニターを使用したサブPCでは、高いフレームレートや適切な画面サイズでプレイできます。
メリット2.メインPCが故障しても利用できる
万が一メインPCが故障した場合でも、サブPCがあれば保険として代用できます。
とくにゲームといった趣味活動だけでなく、ビジネスなどでも支障なく業務を進められるようになるでしょう。
メリット3.快適に動画配信できる
動画配信をする場合、2台持ちによって快適な配信活動できるようになります。実際に大手の配信者の中には、動画配信で2台のPCを使い分けている人が少なくありません。
メインPCでゲームをプレイし、その映像をサブPCで配信します。メインPCにかかる負担が軽減し、より快適なゲームプレイと配信ができるでしょう。
デメリット1.費用がかさむ
デメリットの1つ目は、費用がかさむことです。これから新しくメインPCやサブPCを購入する場合、購入費用がかかります。
またサブPCも常に稼働しておくと、電気代も余分に必要となるでしょう。
デメリット2.スペースを取る
とくにデスクトップPCを設置する場合、相当なスペースが必要です。またApple製品は独自規格にこだわる点から、ほかの機器と共通化できない場合もあるでしょう。
デメリット3.放置するとバッテリーの劣化につながる
ノートPCやタブレットなど充電池で動いているPCの場合、長い期間に渡って放置すると過放電となり、バッテリーの劣化につながります。
とくにサブPCを複数台持っていると、面倒になっていくつかのPCを使わなくなる可能性が高まります。
タブレットはノートPCの代わりになるのか
ノートPCの代わりに、タブレットの使用を考える人がいるかもしれません。タブレットはノートPCよりもコンパクトなサイズであるため、持ち運びする場合に便利です。
搭載されている機能やスペックは機種によって異なりますが、ノートPCとまったく同じように使うのは難しいでしょう。メールや資料、ウェブサイトの閲覧などは問題ありません。簡単な文章作成も可能です。
しかし、動画編集やデザイン、CAD設計、PowerPointでの資料作成などには向いていません。仮に作業ができたとしても効率性に欠け、ノートPC以上に作業時間がかかってしまいます。タブレットはメールや資料の確認、インターネット上での調べものなど、簡単な作業でのみ利用する人に向いています。
ノートPCも選択肢?サブPCの選び方
メインPCがデスクトップタイプの場合、サブPCをノートPCの選択肢に入れてみるのもよいでしょう。サブPCはメインPCよりもスペックを抑えたものを選ぶのが通常で、ノートPCでも十分効果を発揮してくれます。以下でサブPCの選び方を見ていきましょう。
10万円以下のものを選ぶ
比較的軽い負荷で利用する場合、10万円以下のもので十分です。動画の視聴やサーバーPCなどの目的に限ります。ただし、サブPCでも負荷がかかるゲームをしたり、高画質の動画編集などをしたりする場合は、10万円以上の高スペックのものが必要です。
ゲームプレイにはグラフィックボードを搭載しているものを選ぶ
サブPCでもゲームをプレイする場合は、グラフィックボードを搭載しているものを選んでください。
また動画編集でもツールによっては、グラフィックボードが必要となるでしょう。反対にゲームプレイを目的としない場合は、搭載していないものを選んでしまって構いません。
ゲーミングノートPCは壊れやすい点に注意
ゲーミングノートPCは、冷却性と排熱性に劣っています。そのため、使用しているときに熱がこもってしまうと、本来の性能を発揮することができないため、長時間の使用は難しいことでしょう。
また熱がこもりすぎてしまうと、ゲーミングノートPCの故障にも繋がりかねないため、この点がゲーミングノートPCのデメリットだといえます。そしてゲーミングノートPCは持ち運びを視野にいれて設計されています。
そのため、デスクトップ型PCと比較するとサイズはコンパクトです。しかし、コンパクト設計であるからこそ、掃除がしにくいという点も挙げられます。
ゲーミングノートPCに埃やごみなどが蓄積してしまうことで故障の原因のひとつにもなってしまいます。そのため、こまめな掃除もデスクトップゲーミングPCよりも必要になってきます。
このようにゲーミングノートPCは、熱管理で相当無理をしているため、ビジネスノートなどと比べてかなり壊れやすい傾向にあります。ゲーミングノートPCは、コンパクトで持ち運びには便利ですが、このような壊れやすい特徴がある点に注意が必要です。
まとめ
メインPCとサブPCといったように、パソコンを2台持ちするとさまざまなメリット・デメリットが生まれます。とくにゲームを目的にする場合、ゲームのジャンルによってPCを分けられるのは大きなメリットといえるでしょう。ゲームの内容や特性に応じて、より快適な環境下でプレイできます。ただし、使わずに放置するとバッテリーの劣化につながるため、小まめに動かしておくことが大切です。サブPCを購入する際、比較的軽い負荷で利用するなら10万円以下のもので問題ありません。またサブPCでもゲームをする場合は、必ずグラフィックボードが搭載されているものを選んでください。